上間 健斗

KENTO UEMA

構造整備部

達成した時の充実感にこの仕事のやりがいを感じる

学生の頃から整備士になろうと心に決めていたので迷うことなくこの世界に飛び込みました。今は構造整備の仕事をして6年目になるところです。入社したばかりの頃は初めての経験ばかりで大変さも肌で実感しましたが先輩方や会社のサポートもあり安心でした。多くの人を乗せる飛行機の機体を整備するわけですから緊張もしますがチームで協力し合って作業をしますので達成した時の感動も大きく、やりがいにつながります。

自分が修復作業を手掛けた機体は、まるで家族のように感じる

飛行機には予期せぬハプニングがあったりします。例えば飛行中に鳥が衝突して機体にへこみができることもありますので、そういった不具合の修復、それから不具合が発生する前にあらかじめ機体の構造部を補強しておく改修なども行います。修理の方法や手順は航空会社、航空機メーカーによって異なるためそれらをすべて理解した上で、手順に従って安全性を確保しながら作業をします。自分の手がけた飛行機はすぐ見分けがつきますので、目にするたびに愛着が湧きます。大袈裟かもしれませんが家族のような感覚です。修復した箇所はその機体が退役するまで半永久的に残りますので、世界中の空を安全に飛行してくれていると思うと、この仕事をやっていてよかったなと実感します。

1万分の1ミリ単位の精密な加工技術を持つ、熟練整備士を目指す

構造整備は材料を削ったり切ったり、ものづくり的な要素が他の整備に比べると多いので、毎日コツコツと努力を積み重ねることができる人に向いていると思います。仕事が終わってから自分で勉強したり練習しますので、そういったことをできる人ですね。自分もゼロからのスタートでしたから最初から器用である必要はないと思います。整備士の先輩方は作業スピードも早く的確な作業をしています。自分たちでは悩んでしまうような難しい不具合も難なくこなすので、そういう姿を目にすると熟練技の凄さを感じます。作業によっては千分の1ミリの精度で加工することもありますので、そういった高度な技術、1万分の1ミリ単位の精密な技術を身に付けられるように努力しています。