外間 大志

TAISHI HOKAMA

機体整備部

飛行機そのものよりも、機械の動きのメカニズムに興味を持って入社

航空整備士は飛行機好きな人ばかりと思うかもしれませんが、私の場合はそれほど飛行機が好きなわけではなく、興味を持っていたのは機械やメカっぽいものでした。進路を決めるときは自動車の整備士も検討しましたが、航空機整備には普通の仕事と違う特別感があったのでこの会社に決めました。私が所属している機体整備部では飛行機のしくみや、動きのメカニズムをしっかり見て感じることができるので、そういうことに興味を持って探究することが好きな人にはやりがいのある仕事だと思います。

技術面だけでなくコミュニケーションのスキルも大切な要素

この仕事は入社前から特別だと思っていましたが、覚えなくてはいけないこと、勉強することが山ほどありますし、一歩間違えると人の命に関わる仕事なので安全に関しては特に厳格で経験も必要です。10年やってもまだまだというほど奥の深い世界です。さらにこの仕事はチームワークが必要不可欠なので、先輩後輩とのコミュニケーション、伝える力も大事なスキルだと思います。その点では高校時代の野球部での経験が活きています。基本的な礼儀作法や言葉遣いも身につきました。野球部時代からの仲間がこの会社に同期入社して今も整備士として一緒に働いているので、お互い励まし合いながら頑張っています。

安全に何事もなく終えた時、自分の成長を実感

入社1年目は固定の先輩について指導を受けながら仕事をします。常に行動を共にする師匠のような存在ですが、一緒に仕事をしているのに自分が全く役に立っていないという歯がゆさ、悔しさを痛感するのでそれを乗り越えるまでが大変でした。今年で入社5年目になりますが、基本的な整備作業を一人で責任を持って行える社内資格を取得して、今は自分が作業リーダーとして後輩たちに指示して作業を進める立場になっています。安全に怪我もなく仕事を無事に終えることができた時は自分の成長を感じますし、整備士としての喜びを実感します。今、目標にしているのは一等航空整備士の資格を取ること。まずそこからです。一等航空整備士を取得して、一機まるごと責任をもって整備できるようになりたいですね。